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Dovecotの起動・起動設定
1. 「chkconfig」コマンドで、自動起動設定を確認します。
[root@mail ~]# chkconfig --list dovecot dovecot 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off [root@mail ~]#
2. 自動起動する設定になっていないので、自動起動するように設定します。
[root@mail ~]# chkconfig dovecot on [root@mail ~]# chkconfig --list dovecot dovecot 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off [root@mail ~]#
3. Dovecotを起動します。
[root@mail ~]# service dovecot start
Starting Dovecot Imap: [ OK ]
[root@mail ~]#
停止するには「stop」、再起動するに「restart」を使用します。
なお、PostfixとDovecotを起動している状態では、25,587,110,143,993,995のポートがListenします。
[root@mail ~]# netstat -antup | egrep 'master|dovecot'
tcp 0 0 0.0.0.0:587 0.0.0.0:* LISTEN 32450/master
tcp 0 0 0.0.0.0:25 0.0.0.0:* LISTEN 32450/master
tcp 0 0 :::110 :::* LISTEN 34195/dovecot
tcp 0 0 :::143 :::* LISTEN 34195/dovecot
tcp 0 0 :::993 :::* LISTEN 34195/dovecot
tcp 0 0 :::995 :::* LISTEN 34195/dovecot
[root@mail ~]#
以上。
DovecotもPostfixもメールサーバです。
Postfixが起動していなければメールの送信、また外部から送られてきたメールを受け付けることが出来ません。
郵便局員が居ない郵便局のようなもんです。
Dovecotが起動していないと、サーバに届いたメールを確認できません。
サーバにメールがっても、そのメールをユーザに配布する(受信させる)プログラムが起動していないと受信できません。
ここで説明した設定方法はあくまでも基本的な設定であり、「この通りやれば100%問題がない」というものではありません。自己責任でのご設定をお願い致します。問題が発生した際には/var/log/maillogにメールに関するログが出力されますし、postconf -n を実行すれば、ディフォルトから変更されているPostfixの設定、dovecot -n を実行すれば、ディフォルトから変更されているDovecotの設定を確認できます。
不明点・質問あればコメントorコンタクトme.
「diff」コマンドを用いてバックアップとの差分を確認します。「diff」コマンドを用いてバックアップとの差分を確認します。
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